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日志


2008/11/17

回想録 ~手術編~

 
仕事復帰後、あっちこっち飛び回っていたので更新が滞ってしまいました・・m(__)m
さて、何から書いていこうかなぁ♪
 
今回の入院で一番心配していたことは、
『全身麻酔からちゃんと醒めることができるか。そのまま死んでしまわないか』
でした。
これ、手術を受ける患者さんがとても気にすることなんですよね。高齢の方とかは特にね。
私も仕事中によく質問を受けました。
手術室勤務の時、毎日たくさんの全身麻酔手術に付いてきちんと醒めるのを見てきているハズなのに、自分も同じ心配をするなんてすごく滑稽でした。
でも、この不安感は大きかった・・・。
 
それから、
『抜管(呼吸管理のため気管に入れていたチューブを抜くこと)の時、「オェ~」と苦しまないか』
これもやはり手術室にいたときに、いつも見てきたことです。
患者さんが、唾液を流し、涙を流しながら苦しそうにしているのを思い出し、
「私もあんな風に苦しみながら抜管するのかしら・・・」と懸念していたのです。
 
 
手術当日。
早朝にシャワーを浴びて身を清め(?)、手術着に着替えた私。
てっきりベッドに横たわり、手術室へ運ばれると思っていたのですが、「歩いてオペ室へいきますよ」と担当Nsさんが!
全く緊張感なく、両親と彼とNsさんとでオペ室に歩いて行きました。
オペ室前で皆とお別れ。
「んじゃ、行ってくるね~!」と笑顔で手を振って、私は入っていきました。
 
前室でオペ室ナースさんに名前と生年月日を言って、患者間違いがないことを確認し、中へ。
各roomの位置や廊下の整備具合を見て、「整理整頓されてますね~」と変なコメントをしながら歩いていきました。
自分の手術が行われる部屋へ入ります。
「わぁ、きれいで広~い!」←新築マンションの見学者かっ!
ベッドに横たわった時、ベッド全体がすごく温かくて心地良さを感じました。
こういう配慮って大切なんだなと思っていたら、Nsさんが心電図モニターや血圧計を装着し始めました。
「麻酔科の○○です。よろしくお願いします。では今から麻酔の為の点滴をしますね」と、男の先生が頭元で挨拶をしました。
その後、
「あれ、左側卧位だから左に点滴だっけ?右・・?」と先生。
「先生、上になる方の腕に点滴でしょ。だから左ですよ」とNsさん。
「下になる右だと思うんですけど・・」と私。
皆で悩んだ結果、とりあえず左で点滴をとることになりました。
一回で20Gの針が入ってホッとしたところで、年配の先生が私に酸素マスクをあてながら、「では麻酔をしていきますよ」と言いました。
いよいよ麻酔導入です。
「どこの部署で勤務されているんですか?」とNsさんが私に質問してきました。
「今は外来化学療法室ですが、以前オペ室にいたこともあります。まさか自分がオペを受けることになるとは・・・」
そう話しながら天井を見つめているうちに、少しずつ視界が暗くなって意識が遠のいていきました。
 
「・・・さん、happycatさん、手術が終わりましたよ~。今・・・しますね」
という声が聞こえたあと、一瞬咽喉にチクッとした痛みを感じました。
眼を開けようとしても瞼が重くて開けれない。頭の中がボヤ~として思考力ゼロ状態。その後のことは覚えていません。
気がついたらGICUに移り、両親と彼がベッドの周りにいました。
何を話したかしっかり覚えていないけど、術前に買ってきてもらうよう頼んだ三角布を、母親が「ここに入れるよ」とかばんの中に入れるのを見ました。
彼には「Thank you for waiting me.」と言ったのを覚えています。
そして主治医のT先生が、「無事に終わったよ。全部しっかり取れたからね」と声をかけてくれました。
 
みんなが去って行った後は、時間が緩やかに経っていきました。
自動血圧計が定期的に測定をするので、その圧迫で目が覚めたり・・・。
隣のベッドに誰か入室したらしいざわめきが聞こえて目が覚めたり・・・。
目が覚めるごとに、だんだん意識がクリアになっていきました。
麻酔薬のせいか口の中がすごくまずく、乾燥でカラカラしていた時に、「うがいをしますか」とNsさんが声をかけてくれました。
その含嗽の気持ち良かったこと! 生き返ったようでした。
唇も乾いてたからリップクリームを塗りたかったけど、男性であるそのNsさんにはそこまで頼めなかった・・。
そのあと、全身倦怠感と、仰卧位姿勢に苦痛を感じてきたころ、来たNsさんが「身体の位置を変えますか」と言ってくれました。
なんてタイミングの良い!
「30度までのヘッドアップと左背部にバスタオルをかうぐらいしかできませんが・・」
と、やってくれたのが本当に楽で、感謝しました。
持続静注で鎮痛剤がいってたけど、やはり創部がズキズキします。
そんな時、「痛みがあったらいってくださいね。鎮痛剤使いますから。あと、不眠時の指示もあるので21時ごろ使いましょうか」とNsさん。
なんてありがたい言葉なんでしょう!
「今、傷が痛むので痛み止めお願いします。眠剤もその時間にお願いします」と、ばっちり鎮痛剤を使って頂き、夜間は良眠できました。
 
確かに術後当日はしんどかったけど、タイミングのよいNsさんの言葉ときめ細かい看護のお陰で、苦しみが緩和されました。
本当に感謝です。
と同時に、何気なくおこなっている自分の行為が、患者さんに与える影響って本当に大きいのだと再認識した日でした。
 
とにかく、無事に麻酔から醒めて良かった!爆笑
そして、苦しみを感じずに抜管できて良かった!爆笑
 
 
                   
 
手術着の私   ← 手術着に着替えた私☆